わかば療育園について

わかば療育園は重い知的障害と重い肢体不自由のある人たちのために、ひとりひとりに応じた治療・リハビリテーションと生活の支援を行うことを目的とした施設(医療法上の病院)です。小児科発達外来および精神科発達外来では、発達障害に対する診療を行っています。精神科のてんかん外来では、てんかんの診療を行っています。
ひとりひとりが安心して充実した生活が送れるよう、医師・看護師・作業療法士・言語聴覚士・理学療法士・公認心理師・支援員などの専門スタッフが治療・リハビリテーションと生活の支援を行っています。

園長ご挨拶

わかば療育園は、昭和58年4月に定員40床の重症心身障害児入所施設として開設されました。その後増床して、現在は55床の病棟となっています。
平成18年9月には「きらら」が開設され、重症心身障害児者に対して、通所型サービスの提供を開始しております。
発達障害など、発達に問題をかかえる方への診療は、わかば療育園外来で専門に行っております。児童発達支援・放課後等デイサービス「はみんぐ」を利用していただくことも出来ます。
わかば療育園には医師、看護師、薬剤師、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士、公認心理師、保育士、栄養士、支援員、検査技師、事務職員など多くの職種が勤務しております。
それぞれの知識や技術、経験を活かしてチームを作って、医療と福祉の両面から、皆様が健康で幸せな生活を送れるようにサポートいたします。

わかば療育園長 馬渡英夫

理念・基本方針

基本方針

障害者と共に生きる文化を創造し発展させます。

行動目的

重い障害がある人も、豊かで快適な生活を送ることができ、その人らしい意義深い人生を全うできるように、必要なあらゆる支援を行います。

基本方針

  • 生命を尊重し、超重症児や最も重い障害を受け入れます
    生命の尊重を何よりも重視します。最も重症とされる人を積極的に受け入れます。
  • 障害のある人の人権を守ります
    障害のある人たちの基本的人権が十全に保障されるように、職員自身の人権感覚を常に検証して支援に臨みます。また、広く社会に向けて、障害者の人権が尊重され、自立や社会参加が実現できるように、不断に働きかけます。
  • 利用者本位の生きる喜びを追及します
    利用者一人ひとりの個性を尊重し、その意志・感情をプロの感性で察知して、その人らしい生活が送れるように、日常の支援を工夫します。また、より豊かな生きる喜びを享受できるように、心身の機能の発達・成長を促し、機能低下を防止します。
  • 支え、人間関係の拡がりを図ります
    家庭や地域社会で、施設に入所しても、家族と共に生きることが続けられるように支えます。また、重い障害がある人の、人の心を癒し潤いを与える力を生かして、ボランティアなど家族以外の人々とも広く有意義な交わりがもてるように配慮し支援します。
  • 全職員により事故防止を徹底します
    事故防止は全職員にとっての日常的な最重要課題です。異常を察知する感性を磨き、軽微と思われる未然の事故であっても軽視せず、より大きな事故を防ぐために、原因を分析し、再発を防止するシステムを創出し実行します。
  • 地域在宅支援の拠点として開かれた施設を目指します
    施設が閉鎖的になることを細心の注意で防ぎます。情報を積極的に開示し、利用者・保護者等の評価も進んで受けて、あくなき改革を追求します。また、地域住宅福祉のために開かれた拠点として、障害者の地域在宅生活支援のための事業を積極的に展開します。
  • 対話と相互信頼に基づいたチームワークを形成します
    常に傾聴と対話に努め、十分なコミュニケーションに裏打ちされたチームワークを尊重し、相互評価・相互理解を通じて相互信頼を形成します。利用者や家族と連携するとともに、職員自身も働き甲斐、生き甲斐を実感できる職場作りを目指します。
  • 上質のサービスのための自己研鑽に努めます
    高い専門性に基づく医療・福祉のサービスが提供できるように、職員全員が常に自己研鑽に努めます。豊かな人間性を発揮するために感性を磨き知性を養い、正しい知識・技術、高度なホスピタリティやコミュニケーション能力・実践的対応能力を修得するように自己を練磨します。
  • 健全な施設経営を構築します
    無駄な出費の検証と経費の削減を行い、正当な事業収益の拡大を図り、職員全員が経営感覚をもち、健全な施設経営を構築します。